怪しいりょうた

しかし、楽しかったりょうたとの交際は、ある時、あっさりと終焉を迎えます。
私の出会い系狂いとなる歯車が、少しずつ動き始めていたのです。
付き合って約半年、秋が終わりかけ冬へとなりつつある金曜日、私は短大からの帰り、いつものようにりょうたにメールを送りました。
その週末は、一緒に勉強する予定だったので「明日の土曜は、お昼に何食べようか?」といった内容でした。
いつもならすぐに返事がくるはずなのに、その日は電車に乗っても、家に着いても一向に返信がきません。
私は不安になり、「どうしたの?何かあった?」とメールしたり、電話をかけてみたりしましたが、その日、彼からの返事はありませんでした。
次の日、私は寝不足の目をこすりながら、携帯電話を見ると、メールの受信ランプと、着信のあったことをしめすランプが点滅しているのに気がつきました。
それは、もちろんりょうたからでした。
電話は、私が寝落ちしてしまった後と思われる、深夜の時間帯にかかっていました。
そして、メールの内容ですが、
「ごめん、ケータイ友達の家に忘れてたから、連絡できなかった。m(_ _;)m あと、土曜は急用で図書館行けなくなったんだ。ごめんね。」
と、書かれていました。
私は、そんな日もあるだろうと「おはよう(*^o^*) そっか、仕方ないね。明日は来れるでしょ??」と返事をし、図書館へ行く準備を始めました。
朝ごはんを食べ、部屋で服を着替えていると、携帯電話のランプがチカチカと光っています。
りょうたからのメールでした。
「日曜も行けないかも。実は、実家から急に帰ってこいって言われてさ。。。また落ち着いたら連絡するから。」
このメールの後も、りょうたは出会い系で知り合った女と会っていたなんて、あれほど出会い系を憎み、そして彼女として屈辱を味わったことなんて、なかったかもしれません。

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